背景や目的
以前の記事では、Claude Coworkを使った製品改修を試しました。
(記事はこちら:AI駆動開発で製品改修を試した)
今回は、Claudeメニューのもう1個の方の “Claude Code” を使い、同じように製品改修を試してみます。
トライアルの方針
利用ツールをClaude Codeに変更し、前回と同じ改修をしてみます。
1.利用ツール
コードに強いと言われるAnthropic Claudeを引き続き使いますが、
今回ツールはClaude Codeを試します(前回はCowork)。
2.開発の種類
今回も製品の改修開発をします。
3.ベースのアプリ
自社製品の管理画面を改修。node.jsベースのコードをコンテナ化しAWS上で動作中です。
4.開発内容
今回も以下の2つの修正をやってみます。
【TRY1:表面的な修正】画面内の文言を変更。該当箇所複数あり。
【TRY2:ロジックの修正】特定入力項目の入力チェック仕様を修正。
進め方の案
1.Claudeの準備
Claude Codeが使えるようセットアップをし、Claude Desktopをダウンロードします。
2.開発用ファイルの参照設定
開発フォルダを自分で再確認し、正しい場所をClaudeが参照できるようにします。
3.改修TRY1の実施
Claude Code画面で改修指示をし、最終的に改修ファイルを貰う。
4.デプロイと動作確認
前回と同様に手作業で実施します。差替ファイルを得たら自分でやります。
デプロイ後は、要求した事が実現されたか確認します。
5.改修TRY2の実施
前回と同様TRY1が上手くできたら、同じ方法でTRY2もやってみます。
1.Claudeの準備
Claudeのサイト(→リンク)にアクセスして使えるように準備します。
Claude Desktop内のClaude Codeを使うため、まずClaude Desktop アプリをインストールします。
なお、Claude Codeの利用にはアップグレードも必要です。
インストール方法が分からない場合は、手順は、前回の記事「1.Claudeの準備」と同じ流れで進めますので、必要に応じて参考にしてください。
インストールが完了すると、以下の画面が表示されます。

・「始める」を押すと、以下の画面が表示されます。

・左メニューにある「Code」タブを押して、Claude Codeの画面を開きます。

はい。これでClaudeの準備は完了です。
Claude CodeはDesktop App以外にも、いくつかの利用方法があります。

用途に応じて、以下のように使い分けできそうです。ご参考まで。
・ターミナル:普段からCLI/Unix系の画面で操作やビルドを行う人が、その流れの中でClaude Codeを使いたい場合
・IDE拡張機能:VS Codeなど、普段使っている開発環境の中で使いたい場合
・Web:ブラウザ上で手軽に試したい場合(まだプレビューでβ版みたいです)
これらは今後試すかもしれませんが、まずは一番良さそうなClaude Desktopで試します。
それでは、次に進みます。
2.開発用ファイルの参照設定
Claudeがベースのコードを参照できるようにします。
まず、自分のPC内の開発環境を再確認しておきます。今回使うアプリはWindowsPC内のWSL/Ubuntuでビルド&コンテナプッシュをしていて、以下の3フォルダで構成されています。
v-hegde@PC999:~$ ls |grep jibunbosai_work
jibunbosai_work_api
jibunbosai_work_apri_admin
jibunbosai_work_apri_userちなみに、***_apri_userはユーザ向けアプリ、***_apri_adminが管理画面のアプリです。***_apiは両アプリからの要求を処理するAPIです。
さて、環境の確認が出来たので、Claudeでの参照設定に進みます。
・先程ダウンロードしたClaude Desktopの画面を開きます。

開発対象のフォルダ(WSLパス)を選択します。
・「フォルダを選択」ボタンをクリックすると、以下のファイルエクスプローラーが表示されます。

・上記で再確認した開発対象フォルダ(jibunbosai_work_apri_admin)を選択します。

・以下画面が表示されるので、ワークスペースを信頼します。

さらに、ローカルセッションを実行するには Git for Windows が必要と表示されました。

※ローカルファイルを直接編集するリスク対策としての提案みたいです。元に戻す事が可能です。
そのため、
・「Gitをダウンロード」を押します。
Gitのサイトが表示されました。
・該当するWindows用のファイルをダウンロードします。

・ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に沿ってインストールします。


・最後に「Finish」を押します。
Claudeの画面に戻ります。
まだ「ローカルセッションにはGitが必要です。」と表示されていました。

そのため、
・Claude Desktopを一度閉じて、再度起動します。

再起動後、メッセージが消え、入力欄が使える状態になりました。
これで参照設定は完了です。次に進みます。
3.改修TRY1の実施
トライアルの方針で記載した通り、ここでは画面内の文言修正をしてみます。
具体的には、下図の (月単位) を消去する修正をしてもらいます。

人が軽く画面でみたレベルで、対象箇所は上の2箇所あります。
それでは、実際に修正を試してみます。
・Claude Codeの画面を開きます。

・画面下部の入力欄に、以下の修正指示を入力します。
| 既存アプリの改修をしてください。 まず、対象のソースコードを参照してください。パスは以下のとおりです。 \\wsl.localhost\Ubuntu\home\v-hegde\jibunbosai_work_apri_admin 修正内容は以下の通りです。 ・画面内の「(月単位)」を削除する。 ・対象箇所は複数箇所あり、全て対応する。 進め方は以下の通りです。 ・いきなり修正はせず、開発フォルダを参照して対象ファイルを特定し、それをまず報告する。 ・その報告内容に対して、私がファイル修正を許可した後に修正をする。 ・修正後は、改めて変更したファイル名とその変更内容を報告する。 |

入力欄下部には、複数のモードが用意されているようです。
・押してチェックします。今回は「許可を確認」モードで進めます。

また、画面右下から利用モデルも選択できます。
・モデルの選択欄から、前回試した「Opus 4.7」を選択します。

・準備が完了後、実行します。enterキーを押します。
実行後、以下のように処理が進みました。途中で検索許可を求められたため、
・「一度だけ許可」を押しました。

結果は以下の通りです。

あれ!1箇所のみと言ってます!NGですね。
・やり直しさせます。以下のメッセージを入力し、Enterを押します。
| ソースコードをもう一度確認してください。 これは、修正箇所が1箇所だけであることを再確認するためです。 |

再確認の結果、修正対象は2件あることが分かりました。
最初は一部しか検出できていなかったようですが、追加確認によって必要な修正箇所を確認できました。
承認を伝えたら修正するよ、と言っているので、
・以下を入力してみます。
| 承知いたしました。 その修正方針を承認します。修正ファイルを下さい。 ファイルをどのように入手すれば良いか、も教えて下さい。 |
実行されたら、読み取り許可を聞いていたので、「一度だけ許可」を押しました。

押すと、色々結果出力された。下図は完了報告の様子です。


もともと指定したWSLパス上の開発フォルダ内のファイルを、その場で直接編集したよ、との事なので、別途ファイルをダウンロードする手順は不要で、そのままビルドとデプロイに進めます。
ファイルをダウンロードして差し替える必要がないため、便利ですね。
ちなみに、Claude Coworkでは、
「Claude上にプロジェクトを作る → そのプロジェクトフォルダに開発フォルダをコピーする → 修正指示を出す → 修正ファイルをもらう」
という流れでした。(※プロジェクト作成時に”既存のフォルダを使用”を選択すれば、同じ事が出来ます。後で確認済。)
Claude Codeでは、
「ローカルの開発フォルダを選ぶ → Claude Code画面で指示を出す → そのフォルダを見ながら修正してもらう」
という流れでした。
4.デプロイと動作確認
Claude Codeの修正が期待通りか確認します。
今回のアプリはAWS上のコンテナ環境で動作するため、まずローカルでビルドしてプッシュします。
・ビルド手順は省略しますが、以下のように最後にプッシュします。
v-hegde@PC999:~/jibunbosai_work_apri_admin$ docker push ***.dkr.ecr.ap-northeast-1.amazonaws.com/jibunbousai-apri-admin:latest
The push refers to repository [***.dkr.ecr.ap-northeast-1.amazonaws.com/jibunbousai-apri-admin]
4059154fef6b: Pushed
86491a076010: Pushed
・・・略
689195d1c9ad: Pushed
418dccb7d85a: Layer already exists
latest: digest: sha256:*** size: 2410
v-hegde@PC999:~/jibunbosai_work_apri_admin$プッシュ成功です。
なので、管理画面を開いて確認します。

OK!期待通り (月単位) が消えましたね。
これでTRY1は成功です。
5.TRY2(ロジック修正)も実施
同じアプリ内で、今度は入力欄「新しい交換上限」の入力チェックロジックを修正してみます。
・今度は以下を入力します。TRY2の改修指示です。
| 先程と同じように、既存アプリの改修をお願いします。 対象のソースコードは、以下のディレクトリに収容されています。 1. 管理画面フロント jibunbosai_work_apri_admin 修正内容は以下の通りです。 ・画面内の入力項目「新しい交換上限」の入力チェックとして、100未満を受理しない処理を追加する。 ・該当時には、画面上で「100円以上の金額を入力して下さい。」を表示する。 進め方は以下の通りです。 ・いきなり修正はせず、開発フォルダを参照して対象ファイルを特定し、それをまず報告する。 ・その報告内容に対して、私がファイル修正を許可した後に修正をする。 ・修正後は、改めて変更したファイル名とその変更内容を報告する。 |

改修指示を出したら、

内容に齟齬は無いので、とにかく進めてみます。
・言われた通りに、修正実行をお願いする入力をします。
| その修正方針を承認します。ファイルを修正してください。 ファイルを入手する必要があるか、も教えて下さい。 |
しばらくすると、許可と編集承認を求められました。
それぞれ承認して進めたところ、修正報告が表示されました。


開発フォルダをみたら、修正報告で示されたファイル(page.tsx)が更新されていました。
次はデプロイし、動作確認をします。
結果は、こちらです。まず、初期状態の見た目は問題無しですね。

・入力してみますと、

エラーメッセージが赤字で表示されました!良いです。
・ボタンを押そうとして、マウスを乗せてみると、
マウスカーソルが進入禁止マークに変わり、ボタンは押せませんでした。OK!
こちらも期待通りです。
ロジックの修正もできました。
Claude CodeとCoworkの差異
Claude Codeを触ってみて、Claude Coworkとの違いを整理してみます。
主な違いは、以下の3点だと感じました。
・Git利用の提案
Claude Codeでは、作業開始時にGitの利用が提案されました。
・作業モード
Claude Codeでは、許可確認や編集承認など、作業の進め方を選ぶモードがありました。
・UIの違い
Claude Coworkは「プロジェクト」を作って進める形で、Claude Codeは「セッション」で作業する形でした。
Git利用提案以外は、本質的な違いでは無いような気がします。同じLLMを使っているので、内部的には同じ動きをするはずなので。
まとめ
今回はClaude Codeを使い、前回のClaude Coworkと同じように製品改修を試してみました。
実際に触ってみると、操作方法やGit利用の有無に違いはありましたが、今回のような簡単な改修では、得られる結果や作業工数に大きな差はない印象でした。
このレベルの改修はどちらでも対応できそうなので、次回は新規開発やデプロイまで含めた、より難しい内容で試してみたいと思います。
AI ಹೀಗೆ ವಿಕಸನಗೊಳ್ಳುವುದನ್ನು ನಾನು ಭಾವಿಸುತ್ತೇನೆ.
(AIの進化が楽しみです。)
